2010年 連続講座「在日アーティストと出会おう」
在日アーティストが自らの生き方と社会を語ります。
2010年7月24日(土)から2011年2月19日までの8回に渡る連続講座です。在日アーティストとのすてきな出会いを楽しんでみませんか。予約はいりません。お誘い合わせの上、ご来場ください。
スケジュール
第1回 7/24(土)14:00~16:00
崔善愛(チェソンエ)さん ピアニスト
お話「在日という苦しみが、よろこびに変わるとき」
在日として生まれたことで、自分のこと、歴史のこと、人間のことを考えつづけられました。その助けになった音楽についても語りたいと思っています。
第2回 8/21(土)14:00~16:00
趙博(チョバク)さん ミュージシャン
歌とお話「僕は在日関西人-歌劇派芸人・パギやんのLive&Talk」
「在日」という言葉がある特定の人間集団を指すのは、本来奇妙なことです。また、「在日コリアン」という呼称には虫酸が走ります。なぜ、こんな為体を 迎えたのでしょうか? 怒りと涙と笑いで、語り・歌います。
第3回 9/18(土)
夫歌寛(プーカングァン)さん シンガーソングライター
歌とお話「夫歌寛の歌の半生」
在日に生まれ、様々な差別と矛盾のなかで、懸命にメッセージソングを歌い続けて早30年以上の月日が流れました。理想と程遠い自分の人生の中で、それでも大切にしてきたことを皆さんと共に歌を通して、ふれあいたいと思います。
第4回 10/16(土)
田月仙(チョンウォルソン)さん 声楽家・ソプラノ歌手
お話「2つの故郷への思い」
「海峡を越えた歌姫・田月仙。世界を魅了するその歌声に秘められた思いとは…。日本、韓国、北朝鮮の三ヶ国の首脳の前で歌った歌姫は、自らの半生と、引き裂かれた家族の数奇な運命を描いた著書『海峡のアリア』で、ノンフィクション大賞優秀賞を受賞、全国に感動を呼んだ。そして今、ふたつの故郷への思いが、あらたに語られる。
第5回 11/13(土)
丁讃宇(ジョンチャヌ)さん バイオリニスト
お話「音楽は川の流れのように」
私の一生に深く関わった音楽。はかなく美しい調べを、国を越え民族を越える調べを、愛を渇望する調べを、平和を祈り未来への希望の調べを、奏でたい。私の半生 に深く関わった思い出の川。「賀茂川」「セーヌ河」そして「イムジン河」の流れにのせて。はてしなく続く旋律を、無限の響きを、人にも天にも届けたい。
第6回 12/11(土)
金順子(キムスンジャ)さん 舞踊家
舞踊とお話「金順子が語る舞踊人生」
1945年、宮城県生まれの在日二世。現在、東京在住。18歳に自分の文化に触れて以来、「私にはこれしかない」とひたすら走り続けてきた。在日としての韓国伝統舞踊人生を切なくも熱く語ります。当日は、韓国文化財指定作品の「太平舞」、楽しい民謡の調べに乗って、踊るチャンゴチュムなど楽しんでいただきたいと思います。
第7回 1/15(土)
李政美(イチョンミ)さん 歌手
歌とお話「チグム ヨギ イッソヨ(イマココニイルヨ)」
東京葛飾に在日二世として生まれる。音大在学中から朝鮮民謡などを歌いはじめ、ソロライブ活動を続ける。子育て・充電期間を経て、オリジナル曲を作りはじめ、ライブコンサートを展開。韓国公演を行い、韓国聴衆も魅了。心にしみとおる透明な歌声でファンの裾野を広げている。
第8回 3/19(土)(日程が変更になりました)
李明花(リーミョンファ)さん 歌手
歌とお話「祖国の歌と出会って」
今も祖国は2つに引き裂かれ、悲しみは続いている。異国に生まれ育った私は、祖国の言葉も歴史も知らずに育ちました。そんな私に心ある日本の友人が、「祖国の言葉を学びなさい」と語りかけてくれました。暖かい励ましの中で、祖国の歌も歌うようになりました。友好の輪が広がる事を願って歌っています。