2015年2月7日 アリラン・コンサート 浪花のパギやんこと 趙博(チョ・バク)さん
2月7日(土)14時~ (参加者23名)
ギター片手に「赤土の下」「百年節」「カクカウシカジカ」などのオリジナル曲の他に、中島みゆき「世情」、美空ひばり「一本の鉛筆」、韓国曲「日照り」などを披露していただきました。「世の中はいつも変わっているから頑固者だけが悲しい思いをする」という歌いだしの「世情」、原爆の悲しみを歌う「一本の鉛筆」…その選曲から今のバクさんの心情が伝わってきました。合間に入る痛烈な批判精神に富んだトークは以前よりも深みを感じさせてくれるものでした。ヘイトスピーチの時代を嘆かれていましたが、その流れに抗する精神の強靭さが伝わってきました。ギターを持ち替えて太鼓プクもなかなかの妙技で、「珍道アリラン」など朝鮮民謡と「ヨイトマケの歌」を披露。「ヨイトマケ」ではプクとの不思議な融合の世界を表現されました。最後は江戸時代の話芸である「あほだら経」を披露され、たっぷりと政治批判・文明批判を聴かせてくれました。